感謝祭日曜日はクラフトビールの日

2019年11月28日

米国の感謝祭週末(Thanksgiving Day)の日曜日は、今年以降、”クラフトビール・サンデー(日曜日)”(Small Brewery Sunday)として知られるようになる…ことを望むのは、のキャンペーンを企画した米国クラフトビール業界団体、ブリューワーズ協会(BA)である。
今年は12月1日にあたるその日曜日には、地元のビールを飲み、そして、クラフトビール醸造所であることが正式に認定されたことを証明するシールが飾られた醸造所にてビールを購入するよう、米国消費者に宣伝する。
感謝祭の少し前からクリスマスにかけてのいわゆるホリデー・シーズンは、米国消費者が1年のなかで最も財布の紐を緩めるシーズンでもある。大型チェーン店を中心にセールが増えるこの期間、地元の個人経営のショップに足を運ぶよう消費者に奨励する Small Business Saturday は、ここ数年の間にすっかり定着してきたと言う。“クラフトビール・サンデー(日曜日)”の発想は、この成功例を基としている。
また、BAは、今夏には、米国クラフトビールの日(National Independent Beer Run Day)として米国独立記念日の前日に当たる7月3日を選びキャンペーンを展開した。この“クラフトビール・サンデー(日曜日)”は、これを季節版にしたものとも言える。
クラフトビール業界は、2018年には790億ドル以上の経済貢献を果たし、およそ56万人に職を提供している。

(Beverage daily.com, Nov.21, 2019)

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