飲料缶製造会社、飲料缶生産能力を増強し需要に対応

2020年 3月10日

世界的に高まる飲料缶需要に応え、飲料缶製造会社であるキャンパック・グループ(ポーランド)は、コロンビアとロシアにある同社既存工場にて、生産能力を年間10億缶以上増加させる計画であることを明らかにした。
昨年11月に操業開始したばかりの同社コロンビア工場では、今年末までに第2ラインを増設することで、46%増の19億缶の年間生産能力を予定している。
一方、キャンパック・グループが2工場を持つロシアでは、その一工場でのライン増設により、現行の生産能力にさらに3分の1以上追加し、年間生産能力25億5,000万缶まで増やす計画である。既存の250ml、330ml、330mlスリーク、及び500mlのそれぞれのサイズに加えて、ブランドや消費者が好む449ml特殊缶の製造能力を追加する。
世界最大の飲料缶製造会社であるボール社、及び、クラウン・ホールディングズ社もまた、欧州と米国にて飲料缶製造能力を著しく増やしてきており、今年の更なる缶需要増加を見込んで、およそ10億ドルを投じて計60億缶の年間生産能力増加を計画している (弊社業界情報2020年1月28日付、及び、 2020年2月13日付に関連情報)。

(The Canmaker, Mar.4, 2020)

業界情報一覧