ボール社、米国で飲料缶製造ラインを増設

2020年 3月19日

米国最大の飲料缶製造会社ボール社(米国コロラド州)は、米国ジョージア州ローマの同社既存飲料缶製造工場に第4ライン目となる製造ラインを増設中である。
この増設中のラインは、昨今の消費者の健康志向による摂取量控えめのトレンドを受けてコカ・コーラ社が販売数量を増やしている小さめの7.5oz(220ml)缶専用ラインとなる。
現在、ボール社ローマ工場では、既存2ラインで12oz(355ml)標準缶を、また、3ライン目で16oz(473ml)缶を、主にコカ・コーラ社とペプシコ社向けにそれぞれ製造している。現生産能力は年間28億缶と推定され、新ライン増設で、6億缶の生産能力が加わるものと見られる。
また、ボール社の飲料用アルミカップ専用の製造工場は、このローマ工場敷地内で建設中である(弊社業界情報2020年1月23日付に関連記事)。アルミカップは、現在は、コロラド州ブルームフィールドの同社本社近くの試験ラインにて生産されている。
米国とカナダに合計20の飲料缶製造工場を持つボール社は、2019年時点で、北米飲料缶市場で48%のシェアを持つ。

The Canmaker, Mar.18, 2020

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