米国飲料缶出荷量、増加続く

2020年 4月20日

米国における飲料缶出荷量は、今年第1四半期には、前年同期比.8.3%増で計240億缶を超えたと、米国缶製造者協会(CMI)は報告した。

これは、新製品に、プラスチックボトルよりもリサイクルしやすいアルミ缶をメーカーが選ぶ近年の傾向に加え、この時期特に消費者が買いだめしていることにもあるとCMIは説明している。さらに、人気の高いスパークリング・ウォーター、エナジードリンク、RTDティー及びコーヒーが積極的に缶を採用していることも缶増加に貢献していると言う。

特に清涼飲料水に使用される缶の増加が顕著であり、前年同期比9.3%増の148億缶となり、第1四半期の数字としては過去15年で最高となった。

最近では、ハード・セルツァー、ワイン、カクテル、及び、コーヒー向けに特別なサイズの缶を求める傾向があり、今後もこの傾向は強くなると製缶会社は予想する。米国の飲料缶製造会社のボール社及びクラウン・ホールディングズ社いずれもが、現在、生産能力を増強しており、また、新しい製缶工場を建設中である。

The Canmaker, Apr.15, 2020

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