マレーシア、飲料缶生産能力増強

2020年 6月 2日

中国の飲料缶製造会社、シャンハイ・バオスチール・パッケージング社は、マレーシアのセランゴールに飲料缶製造工場建設を計画していることを明らかにした。中国以外の同社工場としては、ベトナムのサイゴン工場に続くものとなる。

マレーシア・バオスチール・キャン・マニュファクチュアリング社と名称されるこの新工場は、D&Iアルミ缶を製造し、当初の年間生産能力は8億缶となる予定である。

シャンハイ・バオスチール・パッケージング社は、今年2月には、中国で同社にとり第8番目となる飲料缶製造工場を、北西部の都市、甘粛省蘭州市に建設することを発表、生産能力は年間10億缶と伝えられている。また、昨年6月には、中国最北東部の黒竜江省ハルビンに持つ既存飲料缶製造工場での増設計画も伝えられた。

マレーシアでは、バオスチール社新工場建設により製缶工場4工場が操業することになる。既にある3工場は、クラウン・ホールディングズ社、及び、地元の製缶会社キアン・ジュー社(2工場)が保有する工場である。

The Canmaker, May 26, 2020

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