缶が米国クラフトビール・メーカーを救う

2020年 7月 7日

米国コロラド州デンバー以北の町、Berthaudを拠点にするシティ・スター(City Star Brewing)社は、コロナ禍以前、タップルームを中心としてビールを販売していたが、コロナ禍で売上が激減したため、缶充填ラインを購入し、現在ビールを缶で販売することを決めたクラフトビール・メーカーの一社である。

MicroCanner社(米国ミシガン州)供給のMC-Flex缶充填ラインは、最高処理速度24缶/1分間の速さで、缶サイズ8oz、12oz、16oz、及び、19.2ozの標準缶、スリーク缶、及び、スリム缶に対応する。

新型コロナウイルス感染拡大危機による世界的な外出規制は、パブやレストランを休業に陥らせ、クラフトビール・メーカーにはビール樽の売上激減を招く結果となった。その後、多くのクラフトビール・メーカーはビールを小売可能なサイズの缶に充填する方法を選択し営業を続けている。

自社で充填機を購入する代わりに、移動式缶充填サービス提供会社等にビールの充填を依頼する醸造会社も多いが、シティ・スター社は、当初、今年の予算には含んでいなかった缶充填ラインの購入を決め、現在、全く後悔はないとコメントしている。

The Canmaker, July 3, 2020

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