キャンパック、米国で初の飲料缶製造工場建設

2020年 7月21日

ポーランドを拠点とする飲料缶製造会社のキャンパック・グループ(The CANPACK Group)、及び、同グループを所有する米国のGiorgi グローバル・ホールディングズ社は、米国ペンシルバニア州オリファントの工業用地を取得し、飲料缶・缶蓋製造工場、及び、R&Dセンターを建設することを明らかにした。

欧州、南米、インド、中東、及び、アフリカに28の製造工場を持つキャンパック・グループにとり、これは、米国における初めての飲料缶製造工場となる。

建設予定の飲料缶・缶蓋製造工場の生産能力は公表されていないが、2021年第4四半期までの操業開始を予定する。

キャンパック・グループの米国進出は、まさに米国における飲料用アルミ缶不足の時期での実現となった。年間およそ1,000億缶に及ぶ世界最大のアルミ飲料缶市場である米国では、ここ1、2年、プラスチックに代わる缶を求める飲料メーカーが増えていることに加え、缶を使用するハードセルツァーが急速に売上を伸ばしており、アルミ缶需要増が顕著となっている。

キャンパック・グループを所有するGiorgiグローバル・ホールディングズ社は、その拠点を米国ペンシルバニア州に置き、農作物生産・加工、食缶製造を手掛ける。

Aluminium International Today, July 16, 2020 / The Canmaker, July 15, 2020

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