二次包装をプラスチックから厚紙へ

2020年 8月20日

飲料缶マルチパックをひとつにまとめて持ち運びやすくするプラスチック製リング、その廃止の動きが、大手飲料メーカーから欧州を中心に広がりつつある。

コカ・コーラ社の欧州地域ボトラーであるコカ・コーラ・ヨーロピアン・パートナーズ(CCEP)社は“キャンカラー(CanCollar)”、ビール・メーカーのハイネケン社は “グリーン・グリップ(Green Grip)”、とそれぞれ名付けた缶マルチパック用リングは、いずれも厚紙製であり、従来のプラスチック製リングに代わるものである。

これにより、CCEP社は年間18トンのプラスチックを、また、ハイネケン社は同517トンのプラスチックをそれぞれ排除することが可能になると言う。

ハイネケン社は、2021年末までにスーパーの売り場からプラスチック製リングの使用をなくすことを目標としている。今月よりハイネケン・ブランドと他の2ブランドで使用を開始する。

一方のCCPE社のキャンカラーは、スペイン・バレアレス諸島にて11月にデビューを飾る。

Bevarege daily.com, Aug.11 & Aug.17, 2020

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