モルソン・クァーズ、缶コーヒーを発表

2020年10月 6日

自社飲料ブランドの多様化を進める、米国のビールメーカーとして知られるモルソン・クァーズ社は、今回、同社が持つ米国国内の流通ネットワークを活用して、来年1月、コンビニやスーパーを始めとする小売店にて、米国ペンシルバニア州フィラデルフィアのコーヒー焙煎・販売会社であるラ・コロンブ(La Colombe)社製造によるRTDコーヒーを販売開始する。

ラ・コロンブRTDコーヒーが今回使用する缶は、クラウン・ホールディングズ社供給によるスリム缶で、2016年にラ・コロンブ社向けに初めて開発されたクラウンInnoValve缶296mlサイズである。缶蓋を開けると同時に缶底にあるバルブが作動し、亜酸化窒素の一種を缶内部に送り込むことで、ラテ上部に泡を作る。

米国のRTDコーヒー人気は、ここ数年、衰えを見せることなく、今後5年の間にも60%以上成長すると予測されている。

両社によるコラボは今回が初めてではない。昨年には、モルソン・クァーズ社の米国事業部門ミラークァーズ社が、ラ・コロンブ社とともに、アルコール含有のハード・コールドブリュー・コーヒーを発表している。

 

Beverage Industry, Oct.1, 2020 / The Canmaker, Oct.5, 2020

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