ボール社、アルミ飲料缶需要に応える

2020年10月15日

世界全体にわたるアルミ飲料缶の需要増が認められている。米国・カナダでは310億缶がさらに必要となり、また、欧州・ロシアでは260億缶、南米では120億缶が現状に加えてさらに必要とされるであろうと、米国の飲料缶製造会社のボール社は、先週、あるバーチャル・イベントで報告した。

ボール社は、このイベントで、2025年までに、約450億缶に及ぶ飲料缶製造能力増強の可能性はある一方、現時点で、2023年までに、250億缶の製造能力増加のための資金と契約は確保しており、そのうち、80億缶の製造能力については、来年末までに実現可能である旨最近公表したとコメントしている。

アルミ飲料缶需要は、最低でも年4%の割合で伸びると推定されている。缶を容器とする新飲料、低アルコール/ゼロ・アルコール炭酸飲料、の高い人気がアルミ缶需要をけん引していることに加え、コロナ禍で、家庭で保管しやすいRTD(ready-to-drink)缶カクテルや缶コーヒーの売上増もアルミ飲料缶需要を促している。

The Canmaker, Oct.9, 2020

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