2021年5つの飲料トレンド

2020年11月17日

2020年が新型コロナ感染症の年として定義されるならば、2021年もまた、それは、飲料トレンドに影響を与え続けると、米国飲料開発会社のImbibe社は述べている。

Imbibe社が予想する2021年の飲料トレンドは、次の5つである:

1, 健康的な身体作り

2021年、消費者は、免疫力を高めること、健康的体重の維持、及び、主要栄養素の摂取、に配慮した製品に注目すると予想される。

2, 気持ちを和らげること

ストレスを感じることが多い今の環境では、消費者は、リラックス感や睡眠を促す製品を求める傾向にある。

3, 安全性

衛生的で、感染を防ぐ製品包装がこれまで以上に重要となる。一人分サイズや不正開封防止付きの製品が好まれる傾向にある。同時に、外出規制と並行して、オンライン購入ブームがしばらく続く。

4, 世界の食材ツアー

旅行も外食もなかなか実現しにくい今、消費者の間では、家庭で多少の冒険感を得られる製品の需要があると推定される。

バーでの味わいに近い体験を家庭に提供するRTDカクテル、あるいは、退屈しのぎでカクテルを家で作ってみようという人のためのDIYセットが、コーヒーマシンの場合と同様に、人気が高まると予想される。

カクテルに、世界のフレーバーを使うことで、家でも冒険したような気分を味わってみることも。例えば、地中海を想起させるブラッド・オレンジ、中南米の香り漂うグアバやマンゴ・チリ・ライム、アジアを思い起こすゆずなど、これらのフレーバーの人気が高まると予想される。

5, 節約

コロナ禍による経済的不安から消費者は節約傾向にあるため、経済性を考慮するのも重要である。一度に複数の機能的成分が摂取可能な製品、様々な種類のフレーバーが入ったバラエティ・パック、賞味期間が比較的長い製品など、お得感を消費者に提供することも考えられる。

Beverage daily.com, Nov.16, 2020

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