2021年、ハード・セルツァー再編成の年か

2021年 1月14日

米国ハード・セルツァー・カテゴリーは、2021年も引き続き成長する一方で、ブランド増加で競争が激しくなりカテゴリー内で再編成もあり得ると、飲料販売業者は予測する。

これは、米国金融グループのゴールドマン・サックス社が、最近のビール販売に関する調査を、小売店145,000店舗を代表する販売業者約50社を対象に実施し、彼らの意見をまとめた結果である。

コロナ禍で売上を急激に伸ばしているハード・セルツァーは、レストランやバーなど(オン・プレミス)が今後営業を再開した際には、その売上が減少するのではないかと懸念する声が販売業者から聞かれたが、ゴールドマン・サックス社は、消費者からのハード・セルツァー需要はオン・プレミスにおいても続くものと予測する。

販売業者が抱くハード・セルツァーに関しての懸念のもうひとつは、ハード・セルツァーの種類/ブランドが増え過ぎることである。相次ぐ新規参入、ラインナップ拡張等は、消費者の飽き、ブランドへの忠誠心の薄れ、物流困難などを引き起こす可能性もある。

ハード・セルツァー・カテゴリーの2021年は、70%以上のシェアを維持するボストン・ビール社のトゥルーリーとマーク・アンソニー・ブランズ社のホワイト・クローのリードはそのままに、残りのシェアを奪う新しいブランドの参入が続きそうである。

CSP, Dec.31, 2020

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