余ったビール麦から作るビール缶パック

2021年 3月25日

大麦の種はビール醸造に必要不可欠である一方、茎の部分は利用されず残される。アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社は、この茎を乾燥させた藁を再生木質繊維と混ぜて厚紙を製造し、この厚紙からコロナ・ビール6缶パックを作っている。

大麦の藁を木材繊維にすることにより、バージン木材を利用する従来の生産工程と比較し95%もの水を削減することができる。さらに、ビール醸造工程で常に残る大麦わらを使用することは、土地に育つ木々そのものの必要性をなくす。

この厚紙開発までに3年をかけたと言うアンハイザー・ブッシュ・インベヴ社は、大麦藁製6缶パック10,000個を、今月中、コロンビアにて試験的に使用し、その後、アルゼンチンにて展開する予定である。

Beverage daily.com, Mar.18, 2021

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