再使用可能なコーヒー・カップ使用を奨励

2021年 4月 8日

コーヒー・チェーンのスターバックス社(米国シアトル)は、飲料を注文する際、再使用可能カップで受け取る“Borrow A Cup”と名付けられたオプションを加える。米国シアトルの5店舗にて3月末から5月末まで実施される。

消費者は、店舗内、ドライブスルー、あるいはスマホを通じて、ホット/コールドの飲料を再使用可能カップで注文する。飲料を飲み終えたら、参加する店舗内の非接触返却場所にてカップをスキャンし返却、その後、同社のアプリにて、注文時に支払っていたデポージッド代1ドルとボーナスポイントを受け取る。再使用カップは、参加店舗であればどこにでも返却することができる。返却されたカップは、提携先のサービス会社により洗浄・殺菌され、48時間以内に店舗に戻される。この再使用可能カップ1個で、使い捨てカップ最大30個分の役目を果たすと同社はコメントしている。

スターバックス社はこれまでも店舗が用意するマグカップや消費者自身が持ち込む再使用可能カップ使用を奨励したいたものの、コロナ禍によりそのサービスが中断され、米国・カナダでは現在もまだ再開されていない。1980年代よりこのようなオプションが提供されているにもかかわらず、米国ではほとんどの飲料が使い捨てカップで注文されている。

韓国では、同社は、2025年までに使い捨てカップ使用を国内全ての店舗から排除することを今週発表した。

MyNorthwest, Apr.6, 2021

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