米国、アルコール飲料宅配一時的認可の影響

2021年 4月15日

米国では、コロナ禍で、アルコール飲料の宅配がすっかり日常生活に溶け込んでいる。レストランの営業中止規制が施行される中、これまで認められていなかったアルコール飲料宅配の一時的認可は、飲料業界及び外食産業に歓迎された。

昨年、米国30州でアルコール飲料に関する規制が緩和され、ワイン、カクテル、ビール等の宅配あるいはテイクアウトが新しい常識となりつつある。

オハイオ州、マサチューセッツ州、アイオワ州、コロンビア特別区は既に、アルコール飲料宅配を今後永久的に認可することを決定している。テキサス州、オクラホマ州、メリーランド州、フロリダ州も同様の対応をすることを検討中である。

一方で、アメリカ公衆衛生学会(APHA)、及び、米国アルコール飲料政策同盟といった公衆衛生を擁護する組織は、この規制緩和により、アルコール依存症、飲酒運転、未成年者による無免許運転等の発生率が高くなる可能性を懸念している。

EatThis, NotThat !, Apr.12, 2021

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