金属包装コーティング 年5%増予想

2025年 8月29日

世界の金属包装用コーティング市場は、2020年から2030年にかけて年平均5%の安定成長が見込まれている。特に食品・飲料分野での高級化(プレミアム化)の進行が、成長を牽引する主因である。消費者は光沢感や鮮やかな色彩、売り場映えするパッケージを好む傾向が強まっており、メーカーは美観と機能性を両立した高性能コーティングを採用し始めている。

 

金属包装の持続可能性・リサイクル性の高さや、環境配慮型樹脂を使ったコーティング技術の進化も、世界的な包装選定の在り方に影響を与えている。ブランド側は、環境責任とデザイン性の両立を求め、これらの技術を積極的に採用している。

 

 飲料缶は金属包装用コーティング市場の中核を占めており、2030年には全体需要の50%超に達する見込みだ。

再利用のしやすさ、強度、ブランド表現のしやすさなどが評価されており、RTD(すぐに飲める)飲料の需要増加も追い風となっている。この分野は年平均約4%の成長が予測されている。

 

また、温度管理や香り保持機能を持つ多層コーティングなどの技術革新が、炭酸飲料やエナジードリンク向けに新たな品質基準を確立しつつある。

 

地域別では、ヨーロッパが最大市場であり、特にドイツ、イタリア、スペイン、イギリスといった缶入りアルコール飲料の人気が高い国々が成長を支えている。

 

ラテンアメリカは成長率第2位で、年平均約5%の成長が見込まれる。中でもブラジルが市場拡大の中心であり、飲料業界の規模拡大と製造技術の近代化が進んでいる。

 

その他にも、北米、日本、アジア太平洋、中東・アフリカといった地域で、新興市場の拡大と消費者行動の変化によってメーカーにとって新たなビジネス機会が生まれている。

Mundolatas, August 25, 2025

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