World Beer Cupの2026年大会では、50カ国から参加した1644のブルワリーによる8166銘柄が審査され、世界最大級のビール品評会としてクラフトビール業界の最新動向が示された。
今大会では、近年人気を集めていた「ヘイジーIPA」に代わり、苦味の強い「ウエストコーストIPA」が再び出品数トップに返り咲いたことが注目された。これにより、消費者の嗜好がより伝統的で苦味の強いスタイルへ戻りつつある可能性が指摘された。また、クラフトラガー人気の継続も確認され、ジャーマンピルスナーやヘレスなどラガー系カテゴリーの出品数も多かった。一方で、サワービールや伝統的インペリアルスタウトは減少傾向にあるという。
主催する米国の業界団体Brewers Associationは、出品数が前年から微減したものの、クラフトビール業界の調整局面が落ち着き始めている前向きな兆候だと説明した。
受賞結果では、日本勢の活躍も目立った。Spring Valley Breweryの「Silk Ale White」がアメリカンスタイル・ウィートビール部門で金賞を獲得したほか、Craftrock Brewingの「Sansho Lager」、Nara Brewing Co.の「Lighthouse」「Function」、Bighand Bros. Breweryの「Flint」なども金賞を受賞した。