アルミ価格、供給懸念で上昇

2026年 7月16日

アルミニウム価格は、供給懸念やロンドン金属取引所(LME)の在庫低下を背景に上昇している。LME在庫は2022年以来の低水準となり、上海先物取引所(SHFE)の在庫も減少しており、現物需要の堅調さが価格を支えている。

市場では、中東情勢の緊迫化によるホルムズ海峡での輸送障害への懸念が供給不安を強めた。一方、アラブ首長国連邦のEmirates Global Aluminium(EGA)は、約3カ月半停止していたアル・タウィーラ・アルミナ精錬所の操業を再開しており、年内のフル稼働を見込むことから、アルミナ供給は徐々に改善するとみられている。

日本では、2026年7~9月期のアルミニウム輸入プレミアムが1トン当たり395米ドルで合意され、アジア地域で需要が引き続き堅調であることを示した。

国際アルミニウム協会(IAI)によると、5月の世界の一次アルミニウム生産量は前年同月比1.7%減少した。一方、中国では生産量、輸出ともに増加しており、海外価格の上昇を追い風に輸出が拡大している。

今後については、モルガン・スタンレーは2026年中に世界のアルミニウム需給の逼迫は緩和し、2027年には供給過剰へ転じると予測している。一方で、データセンター建設の拡大を背景とした需要は、中期的にアルミニウム消費を支える要因になるとみている。

AL Circle, July 15, 2026

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