2026年 7月23日
FIFAワールドカップ開催期間中の酒類販売は、世界全体ではビール需要の押し上げ効果が当初予想を下回った。
モルガン・スタンレーは、ワールドカップによる年間ビール販売の押し上げ効果を24bp(0.24%ポイント)と予測していたが、17bp(0.17%ポイント)へ下方修正した。
ブラジル、ドイツ、コロンビアなどビール消費量の多い国が早期敗退したことが主な要因である。一方、イングランドやフランスなどの勝ち進みを追い風に、カールスバーグは主要ビールメーカーの中で最も恩恵を受けた。
一方、米国では自宅で観戦する消費者が多く、酒類市場ではプレミックスカクテル(RTD:缶入りカクテルなど、そのまま飲めるアルコール飲料)が好調だった。市場調査会社Circanaによると、大会最初の1週間でプレミックスカクテルの売上は前年同期比25.4%増となり、ノンアルコールビールは10.9%増、エナジードリンクは10%増だったのに対し、ビールは2.2%増にとどまった。
大会前の調査では、66%が自宅で、24%が友人・家族宅で観戦すると回答しており、外食やバーでの観戦は7%、現地観戦は3%にとどまった。こうした「ホームビューイング」の定着により、飲料やスナック、調理済み食品などを複数回に分けて購入する消費行動が広がっている。また、大会への関心が高い層は、若年層、多文化背景を持つ人、都市部居住者、高所得者が中心となっている。
Beverage Daily, July 17, 2026
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