依然高い飲料缶需要

2021年11月 4日

依然として飲料缶の需要は国内外ともに高いと、米国の飲料缶製造会社クラウン・ホールディングズ社は報告している。

第3四半期の業績報告で前年同期比3%増の販売数量を報告した同社は、この飲料缶需要は少なくとも2022年後半まで続くと予測している。

現在、米国で発売される新しい飲料製品のおよそ75%が缶で発売されており、その割合は5年前の倍になると言う。

クラウン・ホールディングズ社は、当初予定していた通りティンプレート製容器・特殊容器を製造する計44工場の売却を済ます一方で、アルミ飲料缶製造工場建設・ライン増設工事を米国、ベトナム、及び、ブラジルで進めている。競合のボール社と合わせたアルミ飲料缶年間生産能力は、2025年までにおよそ500億缶になる見通しである。

 

 

The Canmaker, Oct.26, 2021

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