ボール社、アルミ缶最低発注数量見直しを延期

2022年 1月 6日

新年1月1日からの実施を予定していた製缶会社ボール社による、契約を締結していない米国ビール・メーカーに対するアルミ缶最低発注数量の見直し (約20万缶から約1百万缶)が、3月1日まで延期されることが昨日明らかになった.

米国の小規模/個人経営ビール醸造会社を代表する非営利団体、ブリューワーズ協会は、昨年12月末に米上院議員Wyden氏 (オレゴン州民主党) の書面による訴えを受けて、ボール社が延期に応じたことを昨日伝えた。それによれば、ボール社は、最低発注数量変更実施を延期するものの、小規模醸造会社が大半を占める、ボール社とは事前に長期注文契約を交わしていない会社に対し、アルミ缶の納期を確約することはできないことについても言及したと伝えられている。

同協会は、昨年11月末のボール社によるこの発表以降、小規模醸造会社に対して営業を大きく損なうような規制実施を回避するよう、ボール社及び議員らに強く働きかけていた。

Washington Beer Blog, Jan.4, 2022 / The Canmaker, Jan.5, 2022

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