ペルー、初めての飲料缶製造工場

2022年 6月21日

世界最大のアルミ飲料缶製造会社のボール社(米国コロラド州)は、ペルーに同国初めてとなるアルミ飲料缶製造工場建設を進め、南米地域事業拡張を目指す。

工場建設地は、ペルーの首都リマから50マイル(約80km) 南下した都市Chilcaで、2023年に生産が予定通りに開始されれば、新工場は、年間生産能力10億缶以上を有し、ペルー、チリ、アルゼンチンを含むアンデス山脈地帯の需要に対応可能となる。

ボール社は、つい数週間前に行われた第一四半期の業績発表で、南米地域のアルミ缶販売数量が、特にこの地域の最大市場であるブラジルの景気後退の影響で、前年同期比20%落ちたことを報告したばかりであった。しかし、ここ数年、ペルーでの缶飲料の消費量は急伸しており、ボール社は、この地域の重要性に変わりはないことを明らかにしている。

The Canmaker, Jun.17, 2022

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