クラフトビール醸造所、最新トレンド

2022年 7月14日

米国のクラフトビール醸造会社が併設するバーでは、近頃、朝に、ノン・アルコールの飲料を提供している。挽き立てのコーヒーである。

米国ミネソタ州ミネアポリスのVenn Brewing社は、この4月から、メニューにコーヒーを加え、午前中から営業を開始している。コロナ禍で本業が縮小し始めたことをきっかけに、コーヒーを含めるメニュー拡張を決断した。

その内容はコーヒーだけに限らない。Venn社醸造のビールから作ったシロップでコーヒーとのクロスオーバーを試みたり、既存の生産ラインを利用して、テイクアウト用に、コールドプレス・コーヒーの缶充填も始めている。

フロリダ州のBig Storm Brewing社は、コーヒー製品の売上だけで、昨年の売上10万ドルから、2023年までには25万ドルに達すると見込んでいる。

夜だけでなく朝にも売上を上げられるだけでなく、朝から、地元の人々が集える機会を設けることも意識して、コーヒーをメニューに加えて朝も営業するクラフトビール醸造所は増えつつある。

The Wall Street Journal, June 20, 2022 / KARE 11 Sunrise, June 3, 2022

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